介護の玉手箱

 

<<介護に取り組むヒント>>

母と私の経験から・・・

仕事人間の父が急に倒れ、介護が必要となった時のショックは今でも覚えています。それは、亡くなる最後まで介護し続けた母も同じであっただろうと思います。しかし、そのショックを長く引きずることはありませんでした。

専業主婦だった母が病院より担架で戻って来た父にこう言ったのです。「お父さん、今まで働きづめでしたね。本当にご苦労様でした。さぁ、今日からは私がお父さんのお世話をさせていただきます。よろしくお願いいたします!」

以来、直接の父の面倒は母が、そして、私は父の事務所の切り盛りと担当医や専門家たちとの打合せや事務処理などを担当しました。

介護という経験を通して学んだことはたくさんあり、今はそのすべてが感謝です。

母を通して、また、自分の経験を通して気づき得た、前向きに介護に取り組むためのヒントを、一人でも多くの介護をしているみなさんに伝えることは、介護を受けた側である父にとっても喜びだと思っています。

>>> 本当に納得した時に生まれる感謝の気持ちを大切に
>>> 介護を通して”良かった!”探し
>>> 自分の時間を持つことが介護への栄養剤
>>> 疑問や不安の解消にセカンドオピニオンを持とう